
導入事例 | NTTジャパンラグビー リーグワン クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
ユーザーのリアルな声をお届けする「Bi Rodユーザーインタビュー」。
今回は、世界的に注目を集めている日本最高峰のNTTジャパンラグビー リーグワンに所属する、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのヘッドアナリスト・臼井さんにお話を伺いました。
近年、日本のラグビーはよりレベルが高くなっています。その要因のひとつとして「撮影による分析」が進んでいることが挙げられます。では、Bi Rodはどのように活用されているのでしょうか?
チーム紹介
チーム名:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
所在地:千葉県船橋市
チームHP:https://rendir-hamamatsu.com/1978年創部し、1990年、クボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市のクボタ京葉工場内にグラウンドとクラブハウスを整備。船橋市及び周辺エリアを拠点にチーム強化を図ってきましたチームは、着実に上位リーグへの昇格を重ね、2003年、ジャパンラグビートップリーグ発足時からチーム名を「クボタスピアーズ」とし、トップリーグの常連として戦ってきました。


チームの雰囲気
今回は、取材のため練習にお邪魔しました。常に声を掛け合い、何度も円陣を組んで、良い雰囲気のチームだと感じました。チームの結束力も強さの秘訣かもしれません。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ ヘッドアナリスト・臼井さん
Bi Rod導入のきっかけは?
当時、コカ・コーラのヘッドアナリストを務めていた船戸さん(現・日本経済大学准教授)が、いち早くBi Rodを導入されたことがきっかけでした。
その後、クボタスピアーズでも採用され、Bi Rodはラグビーチームの間で一気に広まりました。
ラグビー界では「船戸棒」と呼ばれるほど浸透し、現在ではNTTジャパンラグビー リーグワンのほとんどのチームが最低1本は保有する、定番の撮影機材となっています。
Bi Rodの最大の魅力は、他の方法では得られない“高い画角”からの映像を、安定して撮影できること。まさにBi Rodでしか撮れない映像があります。
最初に導入したのは、Bi Rod 6C-7500+専用三脚セット。
試合撮影や分析用途でさらに高い視点が必要となり、現在では10C-11500+専用三脚セットも追加で導入しています。
練習での使い方は?
練習中の撮影ではドローンが主流になりつつありますが、雨天時には使えません。雨の時はBi Rodで撮影をしています。
また、セッションごとに必要な画角が異なるため、状況に応じてBi Rodを使い分けています。
ラインアウト(ボールがタッチラインの外に出た際に、サイドラインの外からボールを投げ入れて再開するプレー。選手がジャンプして空中でボールをキャッチするのが特徴)の陣形を見るのにも使用しています。
特に高さ3m前後からの視点が見やすく、移動しながら撮影できるので、ドローンよりも手軽です。
さらに機動性を高めるため、7.5mのうち上部3本のみ使用してコンパクトにしています。
カメラはどのようなものを使っていますか?
ビデオカメラです。アクションカムやドローンよりも長時間撮影ができることと、データ容量が少ないため早く見れる・データ管理もしやすいのが利点です。
試合での活用方法は?
公式戦ではドローンを飛ばすことが禁止されているので、Bi Rodが活躍しています。
ゴールポストの裏からフィールド全体を撮影したくて、今回11.5mタイプを導入しました。
先日の試合では、「ワイドエンド」の素晴らしいアングルを確保できました。
三脚に加え、おもりやロープでしっかり固定すれば倒れることもなく無人で据え置きが可能です。(※風や周囲の状況によって倒れる可能性もあるため、設置中は目を離さず、安全に配慮しながらご使用いただくことをおすすめします。)
試合ではドローンを飛ばさずにBi Rodに取り付けて使っています。そうすることで50mほど離れた場所からも撮影できるので非常に便利です。
この撮影方法を行っているのは現時点でクボタスピアーズだけなので、他のチームも導入を検討するかもしれません。
Bi Rodの使い勝手と感想
軽量で扱いやすく、非常に便利です。
導入前は、ホームセンターで販売されている突っ張り棒を伸ばし、ビニールテープでカメラを固定してなんとか撮影していました。
Bi Rodは軽く、強度もあるので、少し傾けても、しなることなくきれいな画が撮れ感謝しています。
これからBi Rodを購入する方におすすめできますか?
おすすめ度は★★★★★ MAXの星5つ!
平面ではなく高いところから俯瞰的に見えるのが一番良いところだと感じます。
チームで使用しているものとは別に、個人でも4.5mを所有しています(笑)。
ただ、動きながら撮影した際に一度転倒させてしまったことがあるので、取り扱いには注意が必要です。
電動雲台がありますが、滑車や紐を使って手動で動かせる雲台ができたら、どんな環境でも使えるのではないかと考えています。
Bi Rodを使った撮影がチームやラグビー界に与えた影響
撮影によってプレーの振り返りと修正までのスピードが格段に向上しました。
Bi Rodで撮影した映像は、1つのプレーを多角的に見るために4~5つのうちの1つの画角として活用しています。
フィードバックをするタイミングは非常に重要なので、できるだけ早く選手・コーチが映像で見られるように準備しており、チームの強化に役立っています。
2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催され、2022年には「NTTジャパンラグビー リーグワン」が発足。
日本ラグビーは実力・注目度ともに急上昇しています。
その背景には、ドローンやBi Rodといった撮影環境の進化も大きな要素となっていると感じます。
編集後記
Bi Rodがチーム強化はもちろん、日本ラグビー全体のレベルアップに貢献できているのなら、これほど嬉しいことはありません。
今後もユーザーの声を大切にし、品質向上に努めてまいります。
臼井さん、取材へのご協力ありがとうございました!
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